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合成ダイヤモンドのレポート発行について <第3弾>
2019-01-15
<合成ダイヤモンドのレポート発行について>
 
AGLでは、合成ダイヤモンドに対してグレーディング・レポートの発行は行いません
ただし、鑑別書にグレード表記(天然ダイヤモンドとは異なる簡易的な用語を使用)を行うことを可と致します
 
近年の合成ダイヤモンド製造技術の進歩は目覚ましく、国内に輸入される合成ダイヤモンドの量も増加し、より一般的な宝飾用の商材として流通することが予測されます。
AGLでは、数年前より合成ダイヤモンドのいわゆる4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)のグレーディングについて慎重に議論を重ねてまいりました。当初は天然と同じ様式でグレーディングを行うことも検討されましたが、国内外の情勢を鑑み、このたび、合成ダイヤモンドに対するグレーディング・レポートの発行は行わないことを決定致しました。
AGLでは、ダイヤモンドの天然・合成の生成起源を明らかにし、天然ダイヤモンドには従来どおりグレーディング・レポートの発行を行いますが、合成ダイヤモンドには鑑別書で対応致します。その際、合成ダイヤモンドの鑑別書には希望によりグレード表記(天然とは異なる簡易的な用語を使用)を行います。
なお、鑑別書のグレード表記の詳細につきましては現在実務レベルでの検討を行っており、レポートの発効日は2019年4月1日を予定しています。
 
鑑別とは・・・ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどのすべての宝石素材を対象に科学的な検査・分析に基づき素材の同定(それが何か)と生成起源(天然か合成か)を確定し、天然であればカット・研磨以外の人為的な処理についても検査を行います。そしてそれを報告するものが鑑別書です。
 いっぽう、グレーディングはダイヤモンドにのみ行われ、裸石の状態で4Cを評価します。その報告書がグレーディング・レポートです。
  
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